イーサリアムのロンドン・ハードフォークが 2021年8月4日に開始される見込みです。
プロトコルのアップデートには 5つのEthereum Improvement Proposals(EIP)が含まれています。
- EIP 1559
- EIP 3554
その中でもこの 2つが特に注目されています。
イーサリアムのロンドンハードフォーク
イーサリアム待望のロンドン・ハードフォーク
2021年8月4日の13:00 UTC(日本時間午前9時)から17:00 UTCの間に、ブロック 12,965,000で開始されるようです。
イーサリアム愛好家の多くは遅れたリリースに期待を寄せています。
ですが 慎重かつ楽観的に見守っている人もいます。
プルーフ・オブ・ステークに置き換えるロードマップの一環として、ロンドンのハードフォークは様々なテストネットに実装されています。
今回 Ropstenテストネットと Goerliテストネットでの起動に成功した後、最終的なハードフォークのリリース日が決定しました。
イーサリアムハードフォーク|5つの「EIP」
今回のプロトコルアップデートには、5つのEthereum Improvement Proposals(EIP)が含まれています。
なかでも EIP1559と EIP3554は様々な非効率性に対処することを目的としています。
EIP 1559
EIP 1559ではイーサリアムのインフレを抑えるため、新しい料金体系を導入します。
このプロトコル変更は手数料の一部をバーンすることを目的としています。
ですがマイナーの収益を減少させることになり大きな議論を呼んでいます。
EIP 3554
EIP 3554はイーサリアムの難易度爆弾を12月1日に延期します。
難易度爆弾とは?
イーサリアムのマイニングを遅くし収益性を低下させる古いコードのこと。各ブロックが生成されるまでのタイムラグを指数関数的に増加させるもの。
このメカニズムはイーサリアムネットワーク上でのマイニングの難易度を段階的に上げ、proof-of-workへの移行に備えて proof-of-workを効果的に「凍結」させるものです。
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