人々は現実世界での存在を補完するためメタバースに目を向けています。

・拡張現実 (Augmented Reality)
・仮想現実 (Virtual Reality)
・インターネット (Internet)
・ブロックチェーン (Blockchain)

これらはメタバースに著しい進歩を与え、新しく刺激的な仮想世界を促進しています。

メタバースとは

メタバースとは人々が交流したり、探索したり、ゲームをしたり、さらにはお金を稼いだりできる場所です。

多くの点でメタバースは現実世界の連続体として機能しており、現実世界でできる多くの活動がメタバースにも及びます

例えばディセントラランドのメタバースで Dominosのピザを注文して、現実に配達してもらうこともできるようになりました。

メタバースの定義とは

A. パラレル・デジタル・ユニバース

映画「レディ・プレイヤー・ワン」を見れば、メタバースの世界がイメージしやすくなります。

メタバースの定義は 5つあります。

1. 永続的であること
ゲームのように終了がない世界

2. ライブであること
現実生活と同じ時間軸が流れる世界

3. 同時接続できること
同じ空間に人数関係なく滞在できる世界

4. 経済が回っていること
空間内で収益が生まれる世界

5. 体験がまたがること
同じアバターを使って異空間を自由に移動できる世界

メタバースにおけるブロックチェーン

ブロックチェーン技術がメタバースへ可能にしたこと

それはアバター(自分自身の「分身」を表すキャラクター)やアセット(資産)をいろいろな仮想世界の間で、瞬時に移動できるようになったことです。

ブロックチェーンとは

・データをネットワーク全体に分散して保存するデジタル台帳
・誰でも検証可能で変更不可能なもの

The Sandboxの共同設立者兼 CEOであるアーサー・マドリッドは、

「メタバースにおけるブロックチェーンのアイデアは新しい種類のデジタル資産を構築し、所有権とガバナンスに基づいて作成することだ」と指摘しています。

この非中央集権的な所有権こそがユーザーを大量に惹きつけている根幹です。

ユーザーは仮想現実コンテンツやアプリケーションを作成体験収益化することができ、現実世界でのやり取りを模倣するだけでなく実用化も可能になります。

メタバースはただの流行ではないのか?

A. さらに拡大する

Statista社のデータによると2021年1月 世界のアクティブなインターネットユーザーは46.6億人で、そのうちの 93%がスマートフォンを介してインターネットにアクセスしているそうです。

インターネットにアクセスできる人であれば、誰でもメタバースに参加可能です。

このアクセスのしやすさはゲームの流れを変えるものでありすでに次のような形で現れています。

ロブロックスの場合

・ゲーム内での収益化に仮想通貨を使用

没入型ゲームのプラットフォームであるロブロックス

Andreessen Horowitzが主導する最新ラウンドで 40億ドルの評価を受けました。

ゲーム内では、遊ぶだけでなく自分自身でゲームやアイテムを作り収益化することができます。その売買に仮想通貨(Robux)を使用します。

ディセントラランドの場合

・ICOで 2,400万ドル調達

そもそもイーサリアムチェーンのメタバース「ディセントラランド」。

2017年に ICOを完了し約 2,400万ドルを調達しました。

仮想の土地や NFT商品を購入することができ、土地の所有者は自分の区画を好きなように開発・建設することができます。

ICO(イニシャル・コイン・オファリング)とは?
資金調達をしたい個人や企業などが独自の仮想通貨を発行し、それを投資家に販売することで資金を集めること。

フォートナイトの場合

・ゲーム内課金に仮想通貨が必要

フォートナイトを開発したエピックゲーム社。

3億5千万人以上のユーザーがゲーム内課金に数十億ドル以上を費やしたことで大きな収益を上げています。

ブロックチェーンベースではありませんが、ユーザーはゲーム内でドルを仮想通貨(V-bucks)に交換する必要があります。

ディセントラランドの詳細はこちら

ゲーム業界の今後

現在「フォートナイト」や「マインクラフト」のようなゲームはブロックチェーンに対応していません。

ですが暗号ベースへの移行は十分に可能であり、ほぼ避けられません

このようなブランドと多くの顧客を持つゲームが暗号空間に参入する可能性があるので、ゲーム界はさらなるメタバースへの大量導入を促進することになるでしょう。

メタバースにおけるNFT

NFT (Non-fungible token)とは
デジタルランド、デジタルアート、デジタルウェア、音楽、ゲーム内資産など独占所有権を示す暗号資産です。

NFTはメタバースを実現するひとつの要素であり、最大の特徴は唯一無二ということです。

そのため、NFTは希少価値が付きます。

デジタル不動産とNFT

メタバース上の土地も NFTで表現されます。

その価格は現実の不動産価格に匹敵します。

2021年2月 ブロックチェーンベースの Axie Infinityにある仮想の土地が、当時のNFT記録を上回る 150万ドル分のETHで落札されました。

買い手は現実世界の不動産投資とデジタル不動産投資の類似性を強調しています。

企業とメタバース

企業やブランドはメタバースでファンを惹きつける新しい方法を探しています。

NFTの盛り上がりが注目される中、企業やブランドがメタバースを利用しているのは驚くことではありません。

デジタルアート

2021年3月 Beepleのデジタルアートが、オークションハウス Christiesで 6,900万ドル(約75億円)にて落札されました。

デジタルウェア

2021年3月 Adidasがディセントラランドで Karlie Klossとコラボレーション。

参加者はアバターがゲーム内で履くことのできる Adidasの靴を無料で手に入れることができました。

メタバースでの展開

ブランドにとってメタバースへの参加とはユーザーへのアプローチができる低コストなマーケティング方法です。

デジタルアートはどこに展示されるのか?
→メタバース

デジタルの靴下やスニーカーはどこで履くか?
→メタバース

デジタルアート・デジタルファッション・ゲームの人気が高まるにつれ、デジタル不動産の需要が高まります

メタバースのこれから

メタバースはまだ始まったばかりです。

AR/VRの技術的進歩が進むにつれて、メタバースは社会的・経済的・文化的に私たちの生活に重要な役割を果たすようになります。

参加できるコンテンツが増えれば増えるほど、メタバースはより魅力的で価値があるものになります。

その結果、より多くのユーザーが集まり企業のスポンサーシップも増えていくでしょう。

メタバースは暗号資産市場に合わせて投資をしたいと考えている投資家にとって、大きなチャンスだと考えられます。

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